現金とクレジットカード、どちらでもあなたの支出を減らせる。
- 2017/08/05
- 06:00
現金とクレジットカード、どちらが節約できるでしょうか。現金で支払いをしても、クレジットカードで支払いをしても、あなたの支出(出ていくお金)を減らすことは可能です。現金払いなのかクレジットカード払いなのかは、あなたの支出を減らすのにそれほど関係がありません。
現金は、支払うときに出ていくお金が目に見えます。いくら使ったのか実感が持ちやすいから、支出を減らす効果があります。
ただし、現金には2つの弱点があります。
まず、1つめ。金額が多いか少ないかで、お金の出ていく感じ方が変わることです。缶コーヒーやペットボトル飲料、(吸うなら)タバコなど、1度に使う金額が多くないものには、お金を使っていると感じにくくなります。
2つめ。財布にある現金が多いか少ないかによって、お金の使い方が変わること・買い物の予算を変えがちなことです。財布を開けて、現金が少なければ確かに支出が減ります。けれども、たとえATMから1度に引き出す金額を減らしたとしても、もし頻繁に引き出していたら結局はお金を使ってしまいます。給料日の直後にまとめて引き出したら、ついついお金を使ってしまい、給料日前にはカツカツ、なんてことにもなりかねません。
手持ちの現金に振り回されて、支出をうまくコントロールできない可能性があります。
クレジットカードや電子マネーは、現金と違って支払うときに出ていくお金が目に見えません。けれども、クレジットカードの明細をきちんと見たり、日々の支払いでレシートをじっくり見ていれば、支出のコントロールができます。ネットで明細を見れば、ひと月に何度でも、いまカードをどのくらい使っているのか確かめられます。
しかも今や、どこの店でも使えるだけでなく、水道光熱費の支払い、電話・プロバイダなど通信費、新聞代、病院、それから税金までも支払うことができて便利です。電車でもオートチャージのICカード乗車券は、便利この上ないです。ネットショッピングにも欠かせませんし、ポイントなどの特典もあります。
とはいえ、クレジットカード・電子マネーにも2つ弱点があります。
まず、1つめ。自販機などでICカードを使っていたら、1度に使う金額が少ないうえに、カード明細にも「チャージ」としかありませんから、いくら明細をきちんと見ていてもお金を使っていると感じにくくなります。ここは、現金と同じですね。
2つめ。カード明細をきちんと見ていないと、やはり、お金を使っている・使い過ぎと感じにくいことです。郵便ではなくネットで明細を見るとしたら、ログインのひと手間がかかります。このひと手間をかけないと、(レシートや請求書の出ないものも多いので)日々のレシートや水道光熱費の請求書だけでは使い過ぎに気づきにくく、何に使ったのかがぼんやりしたままです。支出(出ていくお金)を減らすどころか、増やしてしまいます。
たとえ、郵便で明細がきて、きちんと明細を見ていても、使い過ぎがわかるのは1か月後です。それに、郵便の明細もきちんと見なければ、やはり支出(出ていくお金)は増えます。
あなたは、世界大手のクレジットカード会社が2016年3月に発表した調査結果を知っていますか。
なんと電子決済は、2011年から2015年の間に、ここ日本でも約1兆2,136億円増の経済効果をもたらしたそうです。つまり、電子決済で支出(出ていくお金)が増えた、とカード会社は発表しているのです。
(参考)https://usa.visa.com/dam/VCOM/download/visa-everywhere/global-impact/impact-of-electronic-payments-on-economic-growth.pdf

(財布には、現金とクレジットカード、どちらも入っています。)
では、お待たせしました。現金とクレジットカードのどちらでも、あなたの支出(出ていくお金)を減らす、簡単4ステップです。
ステップ1. 自己管理に頼らず、自動で支出(出ていくお金)を減らす仕組みをつくる。
口座振替できるイデコ(iDeCo 個人型確定拠出年金)、給料から天引きされる財形貯蓄、定期買付けの投資信託、自動振替の定積預金など、いちいち決心しなくても自動でお金が貯まる手続きをします。
こうしておけば、現金でもクレジットカードでも支出(出ていくお金)を減らせます。
ステップ2. お金の行方を追う。
ステップ1のあとに残ったお金の行方を追います。
簡単な家計簿をつけることをお奨めしますが、手帳にちょっとしたメモをするだけでも効果があります。特に、現金でも電子マネーでも、少額でよく買うものに意識を向けることが大事です。塵(ちり)も積もれば山となる、ですよ。
【家計簿関連記事】
・今度は続く!簡単家計簿はあなたの安心家計ガイドブック。はこちらをどうぞ。
ステップ3.2S(整理・整頓)をする。
支出(出ていくお金)を減らすのに、2S(整理・整頓)も効果があります。ただし整理整頓といっても、2Sは、ただきれいに揃えて並べ直すことではありません。「整理」は、不要なものを捨てることです。「整頓」は、必要なものを決めた場所に置き、必要なときにいつでもすぐに取り出せるようにすることです。
ものの管理が行き届けば、ムダな支出(出ていくお金)を減らすことができます。
ステップ4.ポジティブファースト(まず、幸せを感じる)
買い物以外で、自分が満たされていると感じられれば、支出(出ていくお金)が減ります。「コップ半分の水」のこと?いいえ、そうではありません。毎日のちょっとした行動のことです。
毎日、ちょっとした運動をする。ストレッチや筋トレ、有酸素運動、なんでも(もちろん全部でも)いいです。
毎日、ちょっとした親切をする。玄関だけでなく家の前の道路も掃く、知り合いでなくても朝のあいさつをする、などちょっとしたことでいいす。
運動したり、こころが温かくなるなるような行動を自分からすると、満たされた気持ちになります。すると、衝動買いが減ります。
まずは1つ、試してみてください。現金とクレジットカード、どちらでもあなたの支出(出ていくお金)を減らせますよ。

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現金は、支払うときに出ていくお金が目に見えます。いくら使ったのか実感が持ちやすいから、支出を減らす効果があります。
ただし、現金には2つの弱点があります。
まず、1つめ。金額が多いか少ないかで、お金の出ていく感じ方が変わることです。缶コーヒーやペットボトル飲料、(吸うなら)タバコなど、1度に使う金額が多くないものには、お金を使っていると感じにくくなります。
2つめ。財布にある現金が多いか少ないかによって、お金の使い方が変わること・買い物の予算を変えがちなことです。財布を開けて、現金が少なければ確かに支出が減ります。けれども、たとえATMから1度に引き出す金額を減らしたとしても、もし頻繁に引き出していたら結局はお金を使ってしまいます。給料日の直後にまとめて引き出したら、ついついお金を使ってしまい、給料日前にはカツカツ、なんてことにもなりかねません。
手持ちの現金に振り回されて、支出をうまくコントロールできない可能性があります。
クレジットカードや電子マネーは、現金と違って支払うときに出ていくお金が目に見えません。けれども、クレジットカードの明細をきちんと見たり、日々の支払いでレシートをじっくり見ていれば、支出のコントロールができます。ネットで明細を見れば、ひと月に何度でも、いまカードをどのくらい使っているのか確かめられます。
しかも今や、どこの店でも使えるだけでなく、水道光熱費の支払い、電話・プロバイダなど通信費、新聞代、病院、それから税金までも支払うことができて便利です。電車でもオートチャージのICカード乗車券は、便利この上ないです。ネットショッピングにも欠かせませんし、ポイントなどの特典もあります。
とはいえ、クレジットカード・電子マネーにも2つ弱点があります。
まず、1つめ。自販機などでICカードを使っていたら、1度に使う金額が少ないうえに、カード明細にも「チャージ」としかありませんから、いくら明細をきちんと見ていてもお金を使っていると感じにくくなります。ここは、現金と同じですね。
2つめ。カード明細をきちんと見ていないと、やはり、お金を使っている・使い過ぎと感じにくいことです。郵便ではなくネットで明細を見るとしたら、ログインのひと手間がかかります。このひと手間をかけないと、(レシートや請求書の出ないものも多いので)日々のレシートや水道光熱費の請求書だけでは使い過ぎに気づきにくく、何に使ったのかがぼんやりしたままです。支出(出ていくお金)を減らすどころか、増やしてしまいます。
たとえ、郵便で明細がきて、きちんと明細を見ていても、使い過ぎがわかるのは1か月後です。それに、郵便の明細もきちんと見なければ、やはり支出(出ていくお金)は増えます。
あなたは、世界大手のクレジットカード会社が2016年3月に発表した調査結果を知っていますか。
なんと電子決済は、2011年から2015年の間に、ここ日本でも約1兆2,136億円増の経済効果をもたらしたそうです。つまり、電子決済で支出(出ていくお金)が増えた、とカード会社は発表しているのです。
(参考)https://usa.visa.com/dam/VCOM/download/visa-everywhere/global-impact/impact-of-electronic-payments-on-economic-growth.pdf

(財布には、現金とクレジットカード、どちらも入っています。)
では、お待たせしました。現金とクレジットカードのどちらでも、あなたの支出(出ていくお金)を減らす、簡単4ステップです。
ステップ1. 自己管理に頼らず、自動で支出(出ていくお金)を減らす仕組みをつくる。
口座振替できるイデコ(iDeCo 個人型確定拠出年金)、給料から天引きされる財形貯蓄、定期買付けの投資信託、自動振替の定積預金など、いちいち決心しなくても自動でお金が貯まる手続きをします。
こうしておけば、現金でもクレジットカードでも支出(出ていくお金)を減らせます。
ステップ2. お金の行方を追う。
ステップ1のあとに残ったお金の行方を追います。
簡単な家計簿をつけることをお奨めしますが、手帳にちょっとしたメモをするだけでも効果があります。特に、現金でも電子マネーでも、少額でよく買うものに意識を向けることが大事です。塵(ちり)も積もれば山となる、ですよ。
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ステップ3.2S(整理・整頓)をする。
支出(出ていくお金)を減らすのに、2S(整理・整頓)も効果があります。ただし整理整頓といっても、2Sは、ただきれいに揃えて並べ直すことではありません。「整理」は、不要なものを捨てることです。「整頓」は、必要なものを決めた場所に置き、必要なときにいつでもすぐに取り出せるようにすることです。
ものの管理が行き届けば、ムダな支出(出ていくお金)を減らすことができます。
ステップ4.ポジティブファースト(まず、幸せを感じる)
買い物以外で、自分が満たされていると感じられれば、支出(出ていくお金)が減ります。「コップ半分の水」のこと?いいえ、そうではありません。毎日のちょっとした行動のことです。
毎日、ちょっとした運動をする。ストレッチや筋トレ、有酸素運動、なんでも(もちろん全部でも)いいです。
毎日、ちょっとした親切をする。玄関だけでなく家の前の道路も掃く、知り合いでなくても朝のあいさつをする、などちょっとしたことでいいす。
運動したり、こころが温かくなるなるような行動を自分からすると、満たされた気持ちになります。すると、衝動買いが減ります。
まずは1つ、試してみてください。現金とクレジットカード、どちらでもあなたの支出(出ていくお金)を減らせますよ。

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