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今度は続く!簡単家計簿は、あなたの安心家計ガイドブック。

 家計簿を続けたい、家計簿が続かない、そんなあなたに簡単家計簿をおすすめします。

 簡単家計簿に完璧は求めません。続けやすさ第一主義。しかし、たとえ簡単といえども、その効果は絶大。簡単家計簿が、あなただけの「安心家計のガイドブック」になること請け合いです。なぜなら、今、自分が1か月を、そして1年間を、いくらで生活しているのかがはっきりすれば、自分が将来いくら必要になるのかの見通しが立つからです。新聞や雑誌、テレビ、友達、同僚にいくら聞いても、あなたが将来いくら必要になるのかは答えてもらえません。でも、あなたの簡単家計簿なら、あなたにその答えを教えてくれます。

 家計は、収入(入ってくるお金)と支出(出ていくお金)のバランスで黒字だったり赤字だったりします。赤字を黒字にしたり、黒字を増やすには、収入を増やすか支出を減らす必要があります。

 収入を増やす手立てがあればいいですが、たとえ収入を増やすことが難しくても、あなたにはまだ出来ることがあります。それは、支出を減らすことです。今後支出を減らせたのなら、支出を減らした分だけ、将来に必要なお金も少なくてすみます

 例えば、月に20万円の収入があったとして、毎月の支出が19万円だとしたら、毎月1万円貯蓄が出来ます。1ヶ月分の支出に備えるには、19ヶ月かかります。収入が同じ20万円でも、支出を18万円に減らせたとしたら、毎月2万円貯蓄が出来ます。しかも、1か月分の支出にそなえるのに、9ヶ月しかかかりません。つまり、毎月の支出を減らすことには、単に貯蓄が増える以上の意味があるのです
 そして、支出を減らす最強ガイドがあなたの簡単家計簿です。ほら、家計簿を続けたあなたの未来に、明るい将来の家計が見えてきませんか。

 簡単家計簿があなたの手元にあれば、簡単家計簿はあなただけの心強い味方になります。これが、家計簿が効果絶大な理由です。

 簡単家計簿は、項目(費目)分けを最低限に抑えます。ちなみに手際は、日々の収支記入は「食費・日用品・子供・親・その他」の5項目です(公共料金は預金口座から引き落とし)。もっと簡単にするなら、食費と日用品は一緒でもいいかもしれません(注:その後、食費と日用品は一緒にしました)。項目を少なくすれば、何費かで悩むことがありません。とにかくまずは、お金の行方を追うことが目標です。
 口座から引き落としている水道光熱費や通信費などは、まとめて別のスペースに書き込みます。

 買い物の頻度(回数)自体を減らすことも、簡単家計簿を続けるための大事なポイントです。毎日買い物をしていたら、毎日書かなくてはならなくなります。週に一度のまとめ買いなら、書くのも週に一度で済みます。

家計簿2
(写真は『オレンジページ シンプル家計ノート』 (株)オレンジページ です。)        

では、簡単家計簿の4ステップです。

ステップ1.記録するものを用意する。

 手書きでも、アプリ、PCソフトでも記録できればなんでもいいです。空きスペースに自由に書けるし、貼り付けることもできるので、手際は手書き派です。もしあなたも手書き派なら、家計簿、ノート、紙ならメモ帳でもかまいません。手帳に書き込むのも、いつでも記入できていいです。写真の家計簿(手際はこれに書いています)のように、上の行に、食費・日用品・子供・親・その他と項目(費目)を書き込みます。左は日付欄です。項目ごとに金額を記入します。何を買ったかメモしてもいいですが、基本的には金額だけを書いていきます。ボーナスがでるのなら、ボーナスのページも作っておきます。

 それから、できるなら、スタート時点の預金残高と現金残高の合計ももどこかに書いておきます。預金口座が複数あるのならそれぞれの残高と合計を、住宅ローンがあるのならその残高も、毎月の家計のメモとは別に書くページを作ります。貯蓄性のある保険の積立残高や、イデコ(個人型確定拠出年金)の残高もそのページに書きます。
 いわば、財産目録のページです。

ステップ2.給料日からスタート。

 先月からの繰越と今月の収入の範囲以内で生活することが目標です。記入1ヶ月めは、繰越0円からスタートですから、ちょっと苦しいかもしれません。また、残業代で収入が多少変動するかもしれませんが、残業代なしで済むような暮らしをしたいものです。
上下水道料など隔月の支出もありますから、支払のない月は翌月にその分も繰り越せるようになりたいですね。でも、あせらず、まずはとにかく記録です。

 まず、給与明細の手取り収入と財布の中の現金残高を家計簿に記入します。

 お金をつかったら、レシートをもらって帰宅後記入します。普段あまりない特別な支出を除けば、簡単家計簿に、豆腐がいくら、とかジャガイモがいくらとか、1品目ずつ書く必要はありません。費目ごとの合計を記入すれば十分です。たとえ合計金額を記入するだけでも、今日(寒かった日)は、レジ前でうっかり懐中汁粉を買ってしまったな、などチラリと頭をかすめ、反省もするものです(まあ、美味しかったから良しとします)。現金で支払ったのなら、財布の現金を数えて家計簿の残高と合っているかを確かめます
 もし、現金と家計簿の残高が一致しなかったら、その他の項目に差額を記入して現金残と家計簿残とを合わせます。あとで小銭が見つかったり、思い出したりしたら書き直します。
 毎日記入するのが難しいのなら、週に1度、休日にまとめて書いてもいいです。

 クレジットカードで買い物をしたら、買った日付でそれも記入します。クレジット払いで現金が動かなくても、すぐ記入します。口座振替の公共料金も明細がポストに入っていたら、引き落とし日の日付で記入します。ネット通販も買った日付で記入します。

ステップ3.毎月給料日前日に収支を集計する。

 1か月つけ通せたら、項目(費目)ごとの合計額を出します。
 もし、スペースに余裕があるなら、毎回記入する都度、項目ごとの支出累計を記入するのもいいかもしれません。月末の集計がラクになりますし、使い過ぎにも早く気が付いて月の途中で支出をセーブしやすくなります。
 でも、そもそも買い物の回数が少なければ、または、面倒なら、わざわざ毎回累計記入までしなくてもいいです。
 しつこいようですが、とにかく記録を続けることが目標です。

 時間と気持ちに余裕があれば、翌月はそれをもとに予算を立てます。項目(費目)ごとの、おおまかな予算で十分です。予算内におさまるよう、途中でも集計して、残りで使える額をやりくりします。何かの項目の支出を増やしてしまったら、別の項目を控えるしかありません。急な出費もあることでしょう。
 その月の給料と前月からの繰越分で1か月をまかなえるのが理想です。
 とはいえ、たとえ予算をオーバーしようが、とにかく家計簿への記入を続けることが第一です。くれぐれも、予算オーバーした途端に、家計簿を投げ出すことがありませんように
 そして、たとえ1か月続けられなくても、また次の1か月のスタートをきってください。あせらなくて大丈夫です

ステップ4.数ヶ月ごと・年間で預金残高などを集計する。

 数か月ごとに、預金口座、現金、貯蓄性のある保険の積立金の残高、イデコ(個人型確定拠出年金)の合計額をステップ1で作った財産目録のページに書きます。クレジットカードで支払えば、預金からの引き落としのタイミングが家計簿の項目(費目)欄に記入したのとは食い違いますが、そこは気にせずとも結構。
 たとえ毎月の家計簿を書き忘れても、財産目録の集計で増減を確認するだけでも家計の状況はおおまかにつかめます。そうです、財産目録はいわば、超簡単家計簿です。もっと簡単にする(最簡単家計簿)なら、現金以外を集計しましょう。現金は手元に記録がないと、集計に加えようがありません。現金以外でも十分です。

 集計したら、前の月の残高の合計と比べたり、前の年の同じ月の残高の合計と比べたりします。比べるときには、住宅購入で大きく預金を減らしたり、学費を学費口座から支払ったり、という特別に大きく動いた金額は除きます。
 特に、前の年の同じ月と比べて残高の合計が減っていたら、収入を増やすか支出を減らしましょう。もちろん、簡単なことではありませんが、収支のマイナスを放っておけば、待っているのは借金生活です。
 ここは、腰を据えてじっくり考えるしかありません。
 まずは、収入(入ってくるお金)を増やす手立てがあるかどうか。
 それから、何か支出(出ていくお金)を減らせないか費目ごとに検討します。
 安心してください。あなたの家計簿があなたを安心家計にガイドしてくれますから。

 最後に、住宅ローンがあるあなた、年に1度は住宅ローンの残高も確認します。減っているのが励みになるはずです。自宅を時価評価するという家計管理法もあるようですが、当分自宅の売却予定がないのなら、持ち家でも別に時価で評価しなくて構いません。

 続編の記事「簡単家計簿は安心家計ガイド2。集計と予算立ての季節です。」は、こちらからどうぞ。

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1968年生まれ。会社員です。総務部で総務や経理の仕事をしています。

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