iDeCo(イデコ)のスイッチング、臆病者のプランを大公開。
- 2017/10/02
- 05:00
イデコの掛金を、SBI証券で「ひふみ年金」「iFree8資産バランス」「あおぞらDC定期(1年)」の3商品で運用している手際です。今後、3つの商品の運用配分をどうするか、イデコのスイッチング(預け替え)プランを考えてみました.。
まず、現在の掛金配分ですが、ひふみ年金とi8資産が45%ずつ、残り10%が定期預金です。先月時点での運用成績は、ひふみが損益率プラス4.3%、i8資産がプラス3.0%、定期預金は0%(まだ1年経っていない)です。国民年金連合会に支払う手数料(加入時と毎月)と、信託銀行に支払う毎月の手数料を差し引いて、プラス5円です。
SBI証券のイデコ加入者サイトでは、運用成績が、各種手数料を差し引いた後の額で表示されます。加入直後は、国民年金連合会に支払う加入時の手数料分がマイナス表示されることになります。いきなりのマイナスに、一瞬ドキリとしました。
手際のリターン(運用益)目標はズバリ、「各種手数料分」です。そうです、イデコは基本、所得税・住民税の節税分で十分、という臆病者なのです。累進課税(所得が高いほど税率も上がる)の所得税ですから、収入額や所得控除額(扶養家族など)で節税額が変わりますし、税額控除(住宅ローン控除など)の有無でも変わってきます。仮に最低の税率で考えても、所得税が5%で住民税10%、合計で掛金の15%分の税金が節税(税金の節約)できるだけでも大きいです。例えば1ヵ月23,000円の掛金なら、1年間で41,400円(23,000円×12ヶ月×15%=41,400円)の税金が節税できます(住民税は1年遅れで節税が反映されます。)。50歳からの10年間、月に23,000円を掛け続けたら、節税額は414,000円(41,400円×10年=414,000円)に達します。
そもそも、運用期間が10年少々しかありませので、あまりリスクはとれません。よほどの元本割れでもしていない限り、60歳になったら掛金残高の全額を一時金(一度に全額)で給付請求する(引き出す)予定です。
というのも手際は、子供が大きくなった40代でパートタイマーから正社員に転職したので、会社の退職金規定(勤続年数が長いほど割高な支給額という、ごく一般的な規定です。)を見ると、退職金がそれほど多くならない見込みだからです。
会社の退職金から控除しきれずに残った退職所得控除を使って、掛金全額を一時金で引き出すときに節税(税金の節約)する予定です。

(福袋も買えない臆病者です。)
では、臆病者のスイッチング(預け替え)プランの4ステップです。
ステップ1 50歳になる月に運用成績を確認する。
50歳になる月に、SBI証券の加入者サイトで運用成績を確認します。
手際の目標リターン(運用益)は、「各種手数料分」です。SBI証券のイデコ加入者サイトでは、運用成績が、各種手数料を差し引いた後の額で表示されていますから、運用益と今後かかる手数料とを比べます。
60歳になったら全額を一時金(一度に全額)で引き出す予定ですから、運用期間は残り10年です。毎月の手数料は、国民年金基金連合会に支払う103円と、信託銀行に支払う64円ですから、合計167円です。残りの運用期間が10年ですから、毎月の手数料が今後20,040円(167円×12ヶ月×10年=20,040円)かかります。
そして受け取り時に、信託銀行の手数料が432円かかります。手際は一時金(一度に全額)で引き出す予定ですから、受け取り時の手数料は1回分、432円のみです。
したがって、50歳時点で今後かかる手数料は合計で20,472円(20,040円+432円=20,472円)です。
そこで、SBI証券のイデコ加入者サイトで、運用成績が20,472円を上回っているかどうかを確かめます。
ステップ2 目標リターン(運用益)に達していたらスイッチング(預け替え)する。
ステップ1で運用成績が20,472円を上回っていたら、ひふみ年金とi8資産の残高全額を定期預金にスイッチング(預け替え)します。
ひふみ年金もi8資産も信託財産留保額(投資信託を売るときにペナルティとして残していく金額)が0円ですから、売却額の全額を定期預金にスイッチングすることが可能です。
そしてスイッチングと同時に、今後の掛金割合を全額定期預金に変更します。
全額を定期預金にしたなら、もう元本が確保されますから安心です。加入者サイトでマイナス表示を目にすることはありません。大きくプラス表示になる楽しみはありませんが、臆病者なので、マイナスでなければ十分満足です。
ステップ3 目標リターンに達していなかったら、翌年また運用成績を確認する。
ステップ2で、残念ながら目標リターンに達していなかった場合、翌年(51歳時点)また、運用成績を確認します。
ステップ1の時点からは1年経過していますから、運用益と比べる手数料はステップ1から2,004円減って(167円×12ヶ月=2,004円)18,468円(20,472円-2,004円=18,468円)です。
18,468円以上の運用益なら、ひふみ年金とi8資産の残高全額を定期預金にスイッチング(預け替え)し、同時に今後の掛金割合を全額定期預金に変更します。
同様に、52歳では16,464円と運用益を比べ、53歳では14,460円と、54歳では12,456円と比べます。つまり、毎年、前年の
今後かかる手数料から2,004円減らした金額と比べてスイッチングの判断をします。
ステップ4 ステップ3の状態で55歳を迎えたら、掛金配分割合を変える。
もしも、ステップ3の状態でスイッチング(預け替え)のタイミングのないまま55歳を迎えたら、これから拠出する掛金配分割合を変えます。運用期間が5年をきることになるので、今後、掛金は元本確保の定期預金の割合を増やし、ひふみ年金とi8資産の割合を45%ずつから、35%ずつに変更します。
その後も、ステップ3の判定でスイッチング(預け替え)のタイミングが来ないままなら、ひふみ年金とi8資産の割合を56歳で25%ずつに、57歳で15%ずつに、58歳で5%ずつに、そして59歳では全額定期預金に変更します。
そして、60歳になったら全額を一時金(一度に全額)で引き出す予定です。
ステップ1からステップ4も、状況次第で柔軟に見直すつもりです。例えばステップ4で、今後の掛金配分割合を変更するだけでなく、その時点で残高の一部をスイッチングしてリバランスするかもしれません。いずれにせよ、運用にあたっての目標リターン(運用益)と一応の方向性とを決めておくことは、長期の積立投資をする上で大事なことです。
現実にはイデコのリターン(運用益)の目標・スイッチング(預け替え)のタイミングも、イデコだけでなく、ほかの資産状況も含め総合的に判断することになるのでしょう。もし、あなたに株式投資にまわす資金の余裕があるのなら、節税できるNISAでの運用も選択肢です。手際は、イデコはイデコでリターンの目標を持ちたいと考えました。加入者サイトでマイナスを見るのが、臆病者にはどうも心臓に悪いので。
あなたは、どんな運用プランですか。さすがに、もっと強気なプランでしょうか。楽しみですね。

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まず、現在の掛金配分ですが、ひふみ年金とi8資産が45%ずつ、残り10%が定期預金です。先月時点での運用成績は、ひふみが損益率プラス4.3%、i8資産がプラス3.0%、定期預金は0%(まだ1年経っていない)です。国民年金連合会に支払う手数料(加入時と毎月)と、信託銀行に支払う毎月の手数料を差し引いて、プラス5円です。
SBI証券のイデコ加入者サイトでは、運用成績が、各種手数料を差し引いた後の額で表示されます。加入直後は、国民年金連合会に支払う加入時の手数料分がマイナス表示されることになります。いきなりのマイナスに、一瞬ドキリとしました。
手際のリターン(運用益)目標はズバリ、「各種手数料分」です。そうです、イデコは基本、所得税・住民税の節税分で十分、という臆病者なのです。累進課税(所得が高いほど税率も上がる)の所得税ですから、収入額や所得控除額(扶養家族など)で節税額が変わりますし、税額控除(住宅ローン控除など)の有無でも変わってきます。仮に最低の税率で考えても、所得税が5%で住民税10%、合計で掛金の15%分の税金が節税(税金の節約)できるだけでも大きいです。例えば1ヵ月23,000円の掛金なら、1年間で41,400円(23,000円×12ヶ月×15%=41,400円)の税金が節税できます(住民税は1年遅れで節税が反映されます。)。50歳からの10年間、月に23,000円を掛け続けたら、節税額は414,000円(41,400円×10年=414,000円)に達します。
そもそも、運用期間が10年少々しかありませので、あまりリスクはとれません。よほどの元本割れでもしていない限り、60歳になったら掛金残高の全額を一時金(一度に全額)で給付請求する(引き出す)予定です。
というのも手際は、子供が大きくなった40代でパートタイマーから正社員に転職したので、会社の退職金規定(勤続年数が長いほど割高な支給額という、ごく一般的な規定です。)を見ると、退職金がそれほど多くならない見込みだからです。
会社の退職金から控除しきれずに残った退職所得控除を使って、掛金全額を一時金で引き出すときに節税(税金の節約)する予定です。

(福袋も買えない臆病者です。)
では、臆病者のスイッチング(預け替え)プランの4ステップです。
ステップ1 50歳になる月に運用成績を確認する。
50歳になる月に、SBI証券の加入者サイトで運用成績を確認します。
手際の目標リターン(運用益)は、「各種手数料分」です。SBI証券のイデコ加入者サイトでは、運用成績が、各種手数料を差し引いた後の額で表示されていますから、運用益と今後かかる手数料とを比べます。
60歳になったら全額を一時金(一度に全額)で引き出す予定ですから、運用期間は残り10年です。毎月の手数料は、国民年金基金連合会に支払う103円と、信託銀行に支払う64円ですから、合計167円です。残りの運用期間が10年ですから、毎月の手数料が今後20,040円(167円×12ヶ月×10年=20,040円)かかります。
そして受け取り時に、信託銀行の手数料が432円かかります。手際は一時金(一度に全額)で引き出す予定ですから、受け取り時の手数料は1回分、432円のみです。
したがって、50歳時点で今後かかる手数料は合計で20,472円(20,040円+432円=20,472円)です。
そこで、SBI証券のイデコ加入者サイトで、運用成績が20,472円を上回っているかどうかを確かめます。
ステップ2 目標リターン(運用益)に達していたらスイッチング(預け替え)する。
ステップ1で運用成績が20,472円を上回っていたら、ひふみ年金とi8資産の残高全額を定期預金にスイッチング(預け替え)します。
ひふみ年金もi8資産も信託財産留保額(投資信託を売るときにペナルティとして残していく金額)が0円ですから、売却額の全額を定期預金にスイッチングすることが可能です。
そしてスイッチングと同時に、今後の掛金割合を全額定期預金に変更します。
全額を定期預金にしたなら、もう元本が確保されますから安心です。加入者サイトでマイナス表示を目にすることはありません。大きくプラス表示になる楽しみはありませんが、臆病者なので、マイナスでなければ十分満足です。
ステップ3 目標リターンに達していなかったら、翌年また運用成績を確認する。
ステップ2で、残念ながら目標リターンに達していなかった場合、翌年(51歳時点)また、運用成績を確認します。
ステップ1の時点からは1年経過していますから、運用益と比べる手数料はステップ1から2,004円減って(167円×12ヶ月=2,004円)18,468円(20,472円-2,004円=18,468円)です。
18,468円以上の運用益なら、ひふみ年金とi8資産の残高全額を定期預金にスイッチング(預け替え)し、同時に今後の掛金割合を全額定期預金に変更します。
同様に、52歳では16,464円と運用益を比べ、53歳では14,460円と、54歳では12,456円と比べます。つまり、毎年、前年の
今後かかる手数料から2,004円減らした金額と比べてスイッチングの判断をします。
ステップ4 ステップ3の状態で55歳を迎えたら、掛金配分割合を変える。
もしも、ステップ3の状態でスイッチング(預け替え)のタイミングのないまま55歳を迎えたら、これから拠出する掛金配分割合を変えます。運用期間が5年をきることになるので、今後、掛金は元本確保の定期預金の割合を増やし、ひふみ年金とi8資産の割合を45%ずつから、35%ずつに変更します。
その後も、ステップ3の判定でスイッチング(預け替え)のタイミングが来ないままなら、ひふみ年金とi8資産の割合を56歳で25%ずつに、57歳で15%ずつに、58歳で5%ずつに、そして59歳では全額定期預金に変更します。
そして、60歳になったら全額を一時金(一度に全額)で引き出す予定です。
ステップ1からステップ4も、状況次第で柔軟に見直すつもりです。例えばステップ4で、今後の掛金配分割合を変更するだけでなく、その時点で残高の一部をスイッチングしてリバランスするかもしれません。いずれにせよ、運用にあたっての目標リターン(運用益)と一応の方向性とを決めておくことは、長期の積立投資をする上で大事なことです。
現実にはイデコのリターン(運用益)の目標・スイッチング(預け替え)のタイミングも、イデコだけでなく、ほかの資産状況も含め総合的に判断することになるのでしょう。もし、あなたに株式投資にまわす資金の余裕があるのなら、節税できるNISAでの運用も選択肢です。手際は、イデコはイデコでリターンの目標を持ちたいと考えました。加入者サイトでマイナスを見るのが、臆病者にはどうも心臓に悪いので。
あなたは、どんな運用プランですか。さすがに、もっと強気なプランでしょうか。楽しみですね。

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